女性の更年期世代は無理をしがち
40・50代の世代は体の衰えに加えて、生活環境や仕事、人間関係にも変化が起こりやすい時期なので、多大なストレスを抱えている人がたくさんいます。
さらに、生理が続いている女性でも45~55歳前後になると「更年期」とよばれ、さまざまな障害が出てくるでしょう。
しかし、生き方を簡単に変えることは難しく、今までと同じように生活しようとしている人はたくさんいます。
体に不調があらわれても「このくらい大丈夫」、ストレスがたまっても「いつものことだわ」、問題が起こっても「私が頑張れば解決する」など、一人で抱えてしまうのです。
周りは一昔前の「お母さん」を想像している
加えて、マンガに出てくるような一昔前の「お母さん」のイメージを夫や子どもたちは想像しており、更年期世代になった女性の体を労わることは少ないかもしれません。
一昔前の「お母さん」のイメージ
■ 体が丈夫で寝込むことが無い
■ 毎日、食事や洗濯、掃除を簡単にこなす
■ 親戚・近所付き合いが良好で皆に好かれている
■ 問題が起こっても解決してくれる
このように、周りの人も「あの人がいれば何とかなる」と放置することが増えるので、更年期世代の女性は無理をせざるを得なくなります。
更年期になった女性自身の中にも「お母さん」イメージに囚われて、「私はダメな人間だ」と落ち込む人がおり、「もっと頑張らないと!」と無理を続ける人がいますよね。
その結果、更年期が終わっても更年期障害の症状が続き、老後に症状が悪化する場合もあるのです。
更年期世代になった女性は更年期障害を軽くして乗り越えるために、症状を改善してこれからの人生を生きやすくしていきましょう。
更年期障害を軽くして乗り越える5つの方法
女性の更年期症状は、現在発症しているものと、これから出てくるかもしれない症状があります。
現在発症している更年期症状を軽くして解消するため、また、これから出てくるかもしれない症状を予防するための5つの方法を紹介します。
2 . 食事の改善
3 . 入浴で臭いをオフ
4 . ストレスの解消
5 . 定期的な検診
「睡眠の改善」で更年期障害を軽くして乗り越える!
睡眠障害を解消する
眠れない人や途中で目が覚める人、熟睡できない睡眠障害は、疲れをとることができないので、ダルさや体の痛みを残し、イライラ・不安感などの精神的症状を引き起こします。
これらは、加齢に伴った体内時計の狂いや自律神経のコントロール不調、女性ホルモンのバランスの狂いが要因になることが多く、「寝ないとダメだ!」と思ってしまうストレスも原因になります。
睡眠障害の対処法
更年期女性の睡眠障害の対処法には3つのポイントがあります。
□ 日中は体を動かしておく
□ 無理に眠ろうとせずに、体を横にして30分間でも目を閉じる
大切なのは、無理に眠ろうとしないことです。
睡眠は大事ですが、眠れないことがストレスになってしまうと、いろいろな症状の引き金になってしまいます。
必要なら、医師に相談して睡眠導入剤などを処方してもらいましょう。
疲れたら休む
休まずに脳を使い続けることは、体に負荷が掛かりストレスにもつながります。
とくに、自分のことをあと回しにしてしまう更年期世代の女性は、気がつかないうちに疲れがたまりやすいでしょう。
行動の合間に休息するだけでも、ホルモンバランスを整えることに結びつくので、意識的に休む時間をつくるようにしてください。
食事を改善して更年期障害を軽く乗り越える!
腹八分目に抑える
基礎代謝が低下して体重が増加傾向にある更年期世代は、1日の摂取カロリーを2,000Kcal以内に抑え、徐々に摂取量を1,600Kcal程度まで下げていくことが理想です。
そして、症状改善につなげようと1つのものを集中して摂ったり、健康食を意識しすぎて全体のバランスを崩してしまうのも良くないので、バランスの取れた食事を「腹八分目に抑える」ことを意識するといいでしょう。
意識して摂りたい食材
更年期になった女性が積極的に摂りたい食材といえば「大豆」ですね。
大豆イソフラボンには、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た化学構造と働きをすることが分かっており、エストロゲンの不足を補うことで、体と心の不快な症状を解消・トラブルの予防が期待できます。
大豆イソフラボンの摂取目標は1日40~50mgといわれ、豆腐なら約1/2丁、納豆は1パック、煮豆だと約80g程度とされています。
サプリを摂り入れる
「大豆イソフラボンからエクオール(エストロゲンに似た成分)を体内で作れるのは2人1人」といわれているので、体質によっては大豆食品を摂取しても更年期障害の改善に役立てられない人もいます。
その場合は、直接的な効果が期待できるエクオールサプリを摂取しましょう。
しかし、大豆アレルギーがある人はNGなので、プラセンタサプリやローヤルゼリーサプリも選択に入れてください。
入浴で臭いオフして更年期障害を軽く乗り越える!
デリケートゾーンを清潔に
デリケートゾーンには、病気を寄せ付けずニオイを発生させないようにデリケートゾーンを守る「自浄作用」があります。
ところが、更年期に入り女性ホルモンのエストロゲン量が低下すると、乳酸桿菌が減少して膣のpHが上昇するため自浄作用が弱くなっていき、病原細菌が繁殖しやすい環境となって強烈なニオイをデリケートゾーンから放出することがあるのです。
加齢臭を撃退!
女性が更年期になると、常に生理中のようなホルモンバランスが崩れた状態となり、体臭を抑える効果が弱まるので、発生した体臭がそのまま放出されてしまいます。
ホルモンバランスが安定している状態だと汗や皮脂を上手くコントロールできますが、生理前や生理中になるとホルモンバランスが崩れて、体臭を強く感じた経験があるでしょう。
これは、「プロゲステロン」の働きが活発になったためで、受精卵を着床しやすくするために体温を上げる作用が働き、汗や皮脂が増加することで雑菌も増えやすい肌環境に傾いたからです。
早い人は30代で気になりだし、だんだんとニオイは強くなっていくので、女性でも50代になるとほとんどの人が加齢臭を感じます。
意識的に清潔を保ちながらニオイケアをしていくことが大切なので、入浴で臭いを洗い流しましょう。
ストレスを解消して更年期障害を軽く乗り越える!
スキンケアを簡単でも完璧にする
化粧水を付けて乳液を塗り、次に美容液を……と時間がかかるスキンケアは、女性の多くが地味にストレッサーと感じている事柄です。
更年期になるとスキンケア中にホットフラッシュで発汗し、汗で流されてしまうケースもあります。
ここで役立つのが、スキンケア時間を短縮しながら年齢に合わせたスキンケアができるオールインワンです。
いろいろなアイテムを使ってきた人でも、エイジングケアや肌悩みが解決できるオールインワンなら満足する結果が得られるはずです。
婦人科検診を受けるのは更年期障害の乗り越えに大切
更年期障害の症状の種類や重さは人それぞれなので、「この程度なら病院へ行くことはない」と思っていている人もいるでしょう。
しかし、別の病気が原因の症状であることも少なくないので、せめて1年に1度は婦人科検診を受けましょう。
検診をきっかけに、なんでも相談できるかかりつけのお医者さんを見つけられるかもしれませんし、ほかの科の受診が必要な場合も迅速に判断ができます。
更年期障害を軽く乗り越えるならサプリで改善するのが正解!
「早く更年期障害を解消したい」と考えて、多くの人が選んでいるのがエクオールサプリです。
女性の更年期障害は、女性ホルモンの分泌低下が原因なので、症状は女性ホルモンのバランスを安定させることで解消・改善します。
更年期世代の人は自分の体内で女性ホルモンをつくり出すのは難しい作業なので、外から女性ホルモンに似た成分を摂取するしかありません。
そのため、病院でも女性ホルモンに似た成分を注射や内服薬、貼り薬などで摂取して、自律神経を整えることが治療となります。
更年期障害が発症した場合や予防をしたい場合は、更年期用サプリを摂取して、体内の女性ホルモンバランスを整えることが有効です。
免疫力アップにもつながるので、エクオールサプリを早めに摂取して、更年期障害を軽く乗り越えましょう。