更年期女性の「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」
ヘバーデン結節
手指の第一関節に起こる腫れ・痛み・しびれ・変形を「ヘバーデン結節」といいます。
症状が進むと手の甲側の第一関節中央にコブ(結節)ができるのが特徴で、初期段階では第一関節付近が赤く腫れたり痛みを感じたり、水ぶくれができることがあります。
「ヘバーデン結節」どんな痛み?
初期には起床時に手指の違和感やこわばりを感じ、日によって感じる指や程度が異なることもありますが、しばらくすると治まります。
「爪の付け根が痛い!」と感じる人もいるようです。
症状が出ては治まるという波が5~8年ほど繰り返され、やがて関節や骨の変形に至ります。
「ヘバーデン結節」の原因
ヘバーデン結節の原因は不明ですが、更年期のホルモンバランス乱れや加齢、手の使いすぎが原因となっていると考えられます。
「ヘバーデン結節」を発症しやすい人
一般に40歳代以降の女性に多く発生するといわれ、そのなかでも手を良く使う人がなりやすい傾向があります。
また、女性ホルモンに似た作用を持つ「エクオール」を体内で作れない人が発症しやすいともいわれています。
「エクオール」を体内で作れない人とは
「ヘバーデン結節」の対策
第一関節の背側の中央の伸筋腱付着部を挟んで2つのコブ(結節)ができ、赤く腫れたり、曲がったり痛みを伴うこともあるので、その部分をテーピングで固定します。
痛みが改善しないときや変形がひどくなり日常生活に支障をきたす場合は、コブ結節を切除する手術や関節を固定する施術を行うことがあります。
急性期には、少量の関節内ステロイド注射(特にトリアムシノロンは有効)なども有効です。
「ヘバーデン結節」の予防
第一関節が痛むときは安静にするのが大切です。
痛くても手を使わなくてはならないときは、テーピングをして関節に負担をかけないように行いましょう。
そして、普段から指先に過度な負担が生じることを避けてください。
さらに、女性ホルモンを安定させることもヘバーデン結節の予防に有効です。
普段からサプリなどでホルモンバランスを安定させて、腱や関節を柔軟に保ちましょう。
ブシャール結節
手指の第二関節に起こる腫れ・痛み・しびれ・変形を「ブシャール結節」といいます。
上記のへバーデン結節と同様に、指の変形性関節症に分類される症状で、指の第二関節の軟骨が摩耗することで、関節の変形や腫れ、屈曲などが起こる病気です。
「ブシャール結節」の原因
手の使い過ぎとともに、加齢や更年期のホルモンバランス乱れによる軟骨の柔軟不足が原因と考えられます。
「ブシャール結節」どんな痛み?
指全体がしびれる感覚を覚える人もいますが、まったく痛みを感じない人もいます。
痛みが無いまたは少ない人が多いため、ほとんどの人が「第二関節の動きが悪い」と感じてから病院にかかるようです。
第二関節が曲げられないと指の動きが制限されるため、日常生活の不便が大きいので手術になることが多い病気です。
「ブシャール結節」を発症しやすい人
一般に40歳代以降の女性に多く発生するといわれ、そのなかでも手を良く使う人がなりやすい傾向があります。
「ブシャール結節」の対策
テーピングなどで患部を固定し、安静を保つことで痛みは多少抑えられるでしょう。
その上で、湿布や軟膏、温熱療法、炎症鎮痛剤、その他薬物療法などの治療を行います。
ブシャール結節になって日常生活に支障をきたすような強い症状が現れている場合には、手術を検討する必要があり、指を曲げる機能を担う「腱」を部分的に切除して関節にかかる負荷を軽減し、指の動きを円滑にし、痛みを和らげます。
「ブシャール結節」の予防
ブシャール結節の予防法はヘバーデン結節と同様に、関節が痛むときに安静にするのが大切です。
痛くても手を使わなくてはならないときは、テーピングをして関節に負担をかけないように行いましょう。
そして、普段から手に過度な負担が生じることを避けてください。
女性ホルモンを安定させることもブシャール結節の予防に有効なので、関節に痛みや変形が起こる前からサプリなどでホルモンバランスを安定させて、腱や関節を柔軟に保ってください。
更年期女性の「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」原因は
「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」の原因は「手の使い過ぎによる軟骨の減少」と「加齢」によるものです。
手の使い過ぎによる軟骨の減少
軟骨は骨同士が接触する部分に存在し、クッションの役割や関節の動きを滑らかにする役割を果たしていて、使い続けるとすり減ってきます。
年齢に関係なく手指の異常を訴える人も多く存在し、その日常を聞いてみると「手を使い過ぎている」といえる生活が見えてきます。
■ 手や手首を細かく動かす調理人・美容師
■ ゲームやスマホの操作を長時間行っている
■ テニスやゴルフなどの手にポイント置いたスポーツをしている
■ ピアノの演奏で指を酷使している
など、人より手を使っている人は「手指・手首に何らかの違和感がある」と答える人が多いですね。
私もパソコン作業が長時間に及ぶと、手首や小指がジンジンと痛くなります。
軟骨の成分は主に「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「コンドロイチン硫酸」で構成されていますので、その成分を含む食事やサプリの摂取で軟骨の修復を試みることもあるでしょう。
加齢による手指の異常
特に更年期世代の女性に多い手指の異常は、加齢が大きな原因と言えます。
その加齢とは「体(臓器や細胞など)の衰え」と「更年期になると女性ホルモンが減少する」のダブルパンチを指します。
体の衰えは男女問わず経験しますが、女性ホルモンが減少する更年期は女性にとってツラい時期といえるでしょう。
その理由は、女性ホルモンが体にとって重要な役割をしていたからです。
女性ホルモンの役割
■ コラーゲンの生成を促して肌を美しく保つ
■ 自律神経の働きを安定させ、精神を落ち着かせる
■ 体温や脂肪の燃焼効果を上げ、痩せやすい体をつくる
この中で「更年期女性の手指の異常」に関係するものは、「血管や骨、関節、脳などを健康に保つ」「コラーゲンの生成を促して肌を美しく保つ」の2つです。
エストロゲンには骨や軟骨を作る細胞と、壊す細胞の働きのバランスを調節するという2つの機能があり、常に新しく健康な骨と軟骨で体を守っています。
しかし、女性ホルモンが減る更年期には、このバランスが崩れて骨や軟骨を壊す細胞の働きの方が強待ってしまうのです。
「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」の有効な対処法
コンドロイチンやグルコサミンサプリで予防・治療効果を期待するのもいいですが、「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」の根本的な原因が女性ホルモンの減少=更年期症状だった場合は、女性の更年期に特化したサプリの方が効果的です。
「ブシャール結節」が軽減した人の声
晴娘さん 60代 / 女性
更年期以降の女性に多く見られるブシャール結節の症状の軽減に効果がありました。
指の関節の痛みと腫れが多少よくなりました。
このように、エクオールを摂取して「ブシャール結節」を改善させた人もいます。
なぜ、手指の痛みなのに女性ホルモンが関係するの?
それは、手指の痛みの原因の多くが女性ホルモンの減少だからです!
女性の更年期に特化したサプリとは
女性の更年期に特化したサプリといえば、以下の3つが優れているといえます。
■ ローヤルゼリー
■ プラセンタ
エクオール
エクオールは、女性ホルモンのエストロゲンに1番近い成分といわれ、「更年期」と診断されると医師にすすめられるサプリでもあります。
口コミで「更年期症状が改善した」と評判が高いのも特徴です。
最近、あんなにデコボコしていた爪も盛り上がってきて、さほど気にならなくなってきました。
又、へバーデン結節で痛い思いをしていたのが無くなり、水膨れも起こらなくなりました。
とくに、エクオールは関節痛対策に人気があり「手指の痛みが軽減した!」という口コミもたくさん見られるので、おすすめです。
ローヤルゼリー
ローヤルゼリーには「エストロゲン」と似た作用がある「デセン酸」が含まれており、人間の体内では作り出せない9種類の必須アミノ酸が含まれているので、更年期障害だけでなく加齢に伴う女性の悩みにも寄り添えます。
プラセンタ
プラセンタサプリは、更年期女性の不調を和らげるとともにバツグンの美肌効果が期待できます。
「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」病院は何科を受診する?
指関節にしびれや痛み、変形がみられたときは「整形外科」か「リウマチ科」を受診しましょう。
手指の痛みや変形が気になってきた場合、原因がリウマチである可能性もあるので、まずは「整形外科」か「リウマチ科」を受診して診断を確定させることをおすすめします。
「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」を予防するには
「ヘバーデン結節」「ブシャール結節」で手指に痛みやしびれ、動かしにくさを感じたら安静にするのが大切です。
鋭い痛みを感じたら鎮痛剤を飲んだり、湿布を貼ったりして痛みを和らげるのも有効でしょう。
そして普段から女性ホルモンを整えるために、エクオールなどの更年期サプリを摂取することもポイントとなります。
手指の異常が慢性化して医師に相談したとき「更年期だからね。女性は女性ホルモンが減ると関節痛に悩む人が多いんですよ。」と前置きされ、注射などの治療や幹部除去手術になるなどのケースもあります。
そうなる前に、エクオールなどの更年期サプリを摂取して、腱や関節を柔軟に保つことが重要です。