50代男性の更年期障害|胸やけや下痢などの症状の原因と対処法!

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男性特有の更年期症状|「消化器系症状」原因と対処法

更年期

👉胃もたれ・胸やけ

👉下痢・便秘

👉食欲不振

 

更年期の男性に多い「胃もたれ・胸やけ」症状

更年期

更年期に入ると、胃もたれや胸やけを経験する人が増えます。

 ■ 何も食べていないのに胃がもたれる

 ■ 帰宅時間になると胸やけが起こる

 ■ 就寝中でも胃の不快感で目が覚める

 ■ お腹にガスが溜まっている感じがする

更年期の男性にみえる「胃もたれ・胸やけ」原因

男性ホルモンの分泌が減少すると自律神経のバランスが狂い、胃腸などの消化器系に強く影響を与えて胃もたれや胸やけが起こります。

胃もたれや胸やけが起こるタイミングは人それぞれですが、仕事の休憩時間や帰宅時間、就寝前といったときに感じる人は、ストレスも関係しているのかもしれません。

この症状は「消化器系が弱っているよ」というサインなので注意してください。

早食いや大食いなどの暴飲暴食や「食欲はないけど食べなきゃ」などの無理な食事は、消化器系に負担を与え、胃もたれや胸やけの症状を悪化させます。

更年期男性の「胃もたれ・胸やけ」への対処法

□ 吐き気を伴う場合は、静かな場所で安静にする

□ 無理に食事をしない

□ 爽快感のある歯磨き粉を使って歯を磨く

とにかく消化器系を休ませることが大切です。

「3食キチンと食べなきゃ」「胃がもたれているけど運動しないと」などと、無理に規則正しい生活を送るのは体に負荷がかかります。

食事が取れないときは、サプリメントなどで栄養補給をしましょう。

 

更年期の男性に多い「下痢・便秘」症状

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若いときから下痢や便秘で悩んでいる人は、過敏性腸症候群というストレスからくる病気の可能性もありますが、更年期になって下痢や便秘症状が出てくる人もいます。

 ■ 腹痛/不快感を伴った下痢

 ■ 小さく分割されたコロコロ固い便が出る

 ■ お通じに規則性はあるがスッキリ感がない

 ■ 下痢と便秘が交互に繰り返される

更年期の男性にみえる「下痢・便秘」原因

更年期の下痢や便秘は、上記の「胃もたれや胸やけ」と同じように、テストステロンの減少による自律神経の乱れが原因です。

自律神経が乱れて腸が行う収縮・弛緩の動きが鈍り、下痢や便秘が引き起こされています。

また、食欲不振や消化器系に問題があって食事が摂れなかったり、加齢による腹筋の筋力が低下したりして便を押し出す力が弱くなることも原因のひとつです。

更年期男性の「下痢・便秘」への対処法

□ 適度な運動をして腸の活動を促す

□ 腸内細菌を活発化させるための食事やサプリメントを摂取する

□ 下痢や便秘が慢性化している場合は専門医に相談する

胃腸の活動を正常に戻すには、適度な運動と食生活の改善が有効です。

まずは、ウォーキングやストレッチなどの軽度な運動を組み合わせるのがいいでしょう。

そして、できるだけ規則正しく食事をして、腸内活動を活発化させる乳酸菌や男性ホルモンを補うサプリメントを摂取してください。

 

更年期の男性に多い「食欲不振」症状

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食欲不振は上記にあげた胃もたれや胸やけ、下痢や便秘などが要因になっていることが多く、ストレスの増加により症状も重くなります。

 ■ 昨日から何も食べていないのに、お腹が空かない

 ■ 食べたい気持ちはあるけど食べられない

 ■ 逆に、食べ物を見るのも嫌な気分になる

 ■ 食卓に着くと吐き気がする

更年期の男性にみえる「食欲不振」原因

更年期の食欲不振の原因は、食欲のコントロールセンターである脳の視床下部のコンディション異常です。

視床下部は自律神経からの指令によって活動しているので、男性ホルモンが減少すると摂食中枢や満腹中枢が乱れてさまざまな問題を引き起こします。

その問題のひとつが食欲不振。

バロメーターとして、好物を目の前にしても食べる気がしないようだったら、専門医に相談してみるのもいいでしょう。

更年期男性の「食欲不振」への対処法

□ 無理に食べようとしないで、ゼリータイプやドリンクタイプのサプリメントで栄養補給をする

□ 適度な運動や入浴で体を温める

□ 「食べられない」ことで悩まない/ストレスを解消する

食欲不振で一番困ることは栄養の摂取不足になることなので、ゼリータイプやドリンクタイプのサプリメントで栄養補給をしましょう。

「食」は人の三大欲求のひとつ。その「食」の悩みは大きくなりやすく、ストレスになりやすくなります。

「こんな時もあるさ」と割り切ることも必要です。

 

男性の更年期に多い「消化器系症状」の改善法は

サプリメント・漢方で男性の更年期をケア

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男性の更年期にみられる消化器系の症状は、「亜鉛」のサプリメントが有効です。

牡蠣に多く含まれる亜鉛はミネラルの一種で、人体にとって必須の栄養素です。

体内で作り出すことができないため食事から摂取する必要があり、体内にある300種類以上の酵素の働きを助けています。

亜鉛が不足すると、さまざまな全身症状があらわれ、とくに食と関係が深いのが「味覚障害」です。

味は舌にある「味蕾(みらい)」という器官で感じます。

味蕾は新陳代謝が活発なので約4週間のサイクルで生まれ変わり、その生まれ変わりを促しているのが亜鉛なのです。

「食べ物の味が変わった・しなくなった」と感じると食欲が低下して、栄養不足になった消化器系は胃もたれや胸やけ、下痢や便秘を引き起こしやすくなってしまいます。

 

また、亜鉛はテストステロンの生成にも役立つので、更年期になって消化器系に問題が起こったら、亜鉛のサプリメントで栄養補給をしましょう。

 

有酸素運動で男性の更年期をケア

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有酸素運動とは、筋肉を収縮させるエネルギーに体内の脂質や脂肪、酸素を使う運動をいいます。

ジョギング ウォーキング
ヨガ サイクリング
水泳 エアロビクス

これらの有酸素運動をすると、副交感神経の働きを保ちながら血液が体の末端まで流れるので、酸素や栄養が行き届きやすくなります。

 

血のめぐりが良くなって体中に栄養がスムーズにいきわたるということは、運動をしながら疲労回復効果を上げ、更年期の精神的症状を和らげるのに効果的ということです。

 

消化器系に症状が出る場合は、下半身の運動がおすすめです。

スクワットやジャンプ運動、かかと立ちなどはよく知られている下半身運動ですが、やはり効果が早く出やすいのは専用の器具を使ったトレーニングでしょう。

家の中で出来るトレーニングマシンなら、天候や時間を気にせず運動ができるので便利です。

無理をしない程度に体を動かしてみてください。

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