更年期のイライラはいつまで続く?行動や対処法の実体験を聞いてみた

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更年期のイライラはいつまで続く?

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更年期世代になって生じるイライラした感情は、50代後半~60代前半で「抜けた!」と感じる人が多いようです。

しかし、イライラした記憶はシニアになっても残っているため、「この状態のときは怒っていいんだ」と勘違いしたままイライラ感を引きずる人もいます。

 

更年期とは一般的に45~55歳までをいい、更年期の症状もその時期がピークとなります。

個人差があるので、「30代後半から生理の期間が短くなり症状も出始めた」という人や「60歳になっても軽い更年期症状があるだけ」、「50代後半に症状が重くなった」といった人もいて、一概に「更年期症状はいつまで」という答えはありません。

 

とくに、イライラというような精神的症状は、周りの状況や環境によって違いが出てくるようです。

 

更年期にイライラシーンが多くなる理由

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更年期にイライラシーンが多くなる理由は、女性ホルモンが減少することによる自律神経の乱れが原因です。

 

閉経時期が近づくと女性ホルモンの分泌が減るため、脳は「女性ホルモンを増やせ!」と命令しますが、衰えた卵巣機能はその命令を実行できません。

すると、脳は混乱して暴走を始めます。

 

脳の混乱・暴走の影響を大きく受けるのが自律神経で、今までコントロールできていた血流や血圧、心拍、発汗、体温、免疫系などが制御できなくなり、ホットフラッシュや頭痛、肩こりなどの更年期症状が出始めるのです。

 

さらに、自律神経は交感神経(興奮)と副交感神経(鎮静)のコントロールもしているため、自律神経が乱れると感情の制御が上手くいかなくなります。

つまり、脳の混乱・暴走に影響を受けた自律神経は、今までコントロールできていた感情を操れなくなるので、イライラや不安感、あせりなどを感じやすくさせてしまうのです。

 

更年期に感じるイライラ・不安・あせりのシーン

更年期

女性ホルモンの減少が原因になってあらわれる「更年期障害」のなかで、イライラする・不安になる・あせりを感じるなどの精神的症状は、自分をとりまく状況や環境によって左右されることが多くあります。

■ 子どもやペット、夫の些細な言動が気に障るようになりイライラする

■ 近所で始まった工事の騒音でイライラが出始め、頭痛を伴うことがある

■ 子どもが一人暮らしを始めたため、夫婦二人の環境になったらイライラが多くなった

■ 親の介護が終わって、自分の時間が増えたときに、不安感が無くなった

■ 友達のおしゃれな姿を見ると、あせりを感じて不安感が増す

これらは異常なことではありません。

強弱はありますが、更年期になると誰もが経験する感情の乱れです。

しかし、生活に支障が出るような感情を持ったときは、専門の医師に相談した方がいいでしょう。

 

イライラが多くなる更年期|実体験を聞いてみた

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イライラしたきっかけ

■ 子どもの泣き声を聞いたとき

■ 朝、家族を起こしても起きないとき

■ 掃除中、リビングでゲームをしている夫を見たとき

■ 買い物中、同じ音楽・アナウンスを聴き続けたとき

■ 強い香水を付けている人と一緒のエレベーターに乗ってしまったとき

■ 仕事をしないでおしゃべりを続ける後輩を見たとき

■ 上司から理不尽な怒りを向けられたとき

■ 満員電車で音漏れする音楽が聞こえたとき

■ デパートのトイレに長い行列ができていたとき

■ テレビの放送内容が不快だったとき

■ 忘れ物をした自分にイライラしたとき

■ とくに急いではなくても、電車が遅延したときはイライラする

このほかにも、蒸し暑かったときや大雨で出かけられなかったなど、気候・天気に関するイライラのきっかけもありました。

 

イライラしたときの「やらかし行動」

家庭

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■ リビングでダラダラしていた子どもを叱ってしまった

■ 何度起こしても起きない夫を放置した

■ 「ごはんまだ?」と聞いてきた子どもに「手伝いなさいよ!」と怒鳴った

■ 連絡なく飲んできた夫に靴を投げつけた

職場

更年期

■ 仕事中におしゃべりを続ける後輩に「いいかげんにして」と怒った

■ 怒りに任せて仕事を辞めてしまった

■ イライラし続けて「顔が怖い」「お局様」と陰口を言われるようになった

買い物

■ イライラしていて要らないものまで買ってしまった

■ 買い物を中断してもイライラしたので途中で帰った

■ 一緒に買い物していた友だちを置いて帰ってしまった

 

イライラしたときにどうして欲しい?

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■ 自分の思う通りに、相手に行動して欲しい

■ 相手に「悪かった」と自覚して欲しい・謝ってほしい

■ 視界に入らないように移動して欲しい

更年期のイライラの対処法!「離れる」ことが大切

イライラする原因の多くは「相手に対して」ですよね。

自分の行動にイライラすることもありますが、ほかの人がする言動にイライラしすることが多く、その相手を攻撃することでイライラを押さえようとします。

しかし、他人は変えられません。

 

イライラする相手が自分の夫や自分の子どもでも、人格を持った他人です。

イライラしたときにどうして欲しい?
■ 自分の思う通りに、相手に行動して欲しい

■ 相手に「悪かった」と自覚して欲しい・謝ってほしい

■ 視界に入らないように移動して欲しい

とあるように、他人からの言動を期待してしまいますが、その通りにしてくれないとイライラは余計に大きくなってしまうでしょう。

 

納得できなくても、自分でストレッサーから離れて、イライラを鎮めることが大切です。

 

「私は悪くない」「私は常識的な思考をしている」と感じていると、他人の言動を理不尽に感じてしまうかもしれません。

しかし、自分の意志で他人を変えることはできないのです。

だから、自分から「離れる」という選択をしましょう。

 

 

更年期のイライラ|病院での治療方法は

更年期

1.ホルモン補充療法

更年期症状が重い人:生活に大きな支障が出ている人

ホルモン補充療法(HRT)は、飲み薬や貼り薬で減少したエストロゲンを補充する療法です。

 

エストロゲンを補充して自律神経のバランスを整えることで、更年期障害の根本を治療する方法として期待されています。

しかし、乳がんや子宮体がんはエストロゲンと深い関わりがあるため、乳がんや子宮体がんになった人、または、その心配がある人はHRTなどの補充療法を受けることはできません。

錠剤などの経口剤:腸からの吸収に個人差があるので血液中濃度の変動が大きく、効果が一定しないことがあります。
貼り薬・塗り薬:皮膚から直接吸収されて血液中に入るため、飲み薬より胃腸や肝臓への負担が少ないといわれています。

血液中の濃度もおおよそ一定となりますが、かゆみやかぶれなどの皮膚症状が出ることがあるので肌の弱い人には向きません。

副作用:乳房のハリや痛み、不正出血、おりもの、下腹部のはり、吐き気などの症状が出ることがありますが、薬の頻度や量を調節することで改善されます。

 

2.抗うつ薬や抗不安薬(対処療法)

更年期症状が重い人:生活に大きな支障が出ている人

イライラや不安感、あせりなどの精神症状が主たる場合は、抗うつ薬や抗不安薬が使用されます。

 

同時にカウンセリング行うと効果は出やすいといわれているので、うつ症状などの精神的症状がきつく、辛いときは専門の医師に相談しましょう。

 

3.漢方・サプリ治療

更年期症状が中程度:時々~頻繁に症状が出る人

漢方薬やサプリメントを摂取して更年期症状を緩和・解消を目指す治療法です。

 

多くの人が行っている方法で、ホルモン補充療法が使用できない人や病院に通えない人、生活に支障がない程度の更年期症状に対して漢方・サプリ治療を用います。

ホットフラッシュと頭痛、不眠と吐き気、肩こりとイライラなど、複合的な更年期症状に効果が期待できるうえ、副作用が少ないので、多く人が漢方薬やサプリを利用しています。

 

4.生活習慣の改善指導

更年期予備軍:更年期症状を予防したい人

食生活の改善

昔から大豆に含まれているイソフラボンは、体内で女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをするので「更年期には大豆を食べなさい」といわれてきました。

その言葉に従って、多くの更年期女性は豆乳や納豆などの大豆製品を食べているでしょう。

 

しかし、イソフラボンを体内でエストロゲンに似た成分(エクオール)へ変換できるのは日本人の50%のみだということが分かっています。

つまり、3人に1人しか大豆を食べても更年期障害の症状に効果があらわれません。

 

大豆を食べていても更年期障害の症状が進むようなら、すでにエクオール(エストロゲン様成分)に変換されたサプリを摂取してください。

 

更年期のイライラを安定させるサプリ

更年期

女性の更年期に効果が期待できるサプリといえば、エクオールプラセンタローヤルゼリーの3種類が知られていますが、このなかで、イライラや不安感、あせりなどの精神症状に最も効果があらわれやすいサプリはエクオールです。

 

エクオールとは、大豆イソフラボンが腸内細菌により代謝されて生まれるものなので、安全・安心して摂取できる女性ホルモンに似た成分です。

先にあげたように、大豆イソフラボンを女性ホルモンに似た成分へ変換できるのは50%しかいないので「更年期の症状を改善したい!」と思ったら、ダイレクトに女性ホルモンに似た成分(エクオール)を摂取したほうが、効率的で効果があらわれやすいのです。

 

1日に必要なエクオールの量は1日10mg程度といわれており、納豆なら1パック、木綿豆腐なら2/3丁とされていますが、体内でエクオールをつくれる人でも産生能力は安定せず、日によって変動が激しく、エクオールは体内に蓄積されません。

また、体内でつくられたエクオールは24時間以内に約82%が体外に排出されてしまうので、毎日食べ続ける必要があります。

毎日、大豆を食べ続けるのは難しいですよね。

 

そこで「手軽に便利に更年期を乗り越えよう!」と、多くの人が摂取しているのがエクオールのサプリメントです。

 

エクオールサプリの比較 ⇒

エクオールはどれがいいのか?比較して市販・通販サプリをランキング!
エクオールサプリは更年期女性にとって「お守り」のようなサプリです。減少した女性ホルモンの代わりに、心身を快調に導いて、美容効果も期待できるエクオールの選び方を紹介します。市販・通販商品を比較してランキングしているので参考にしてください。

 

エクオールでイライラはどう変わる?

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エクオールを摂取すると、更年期で足りなくなったエストロゲンが補われるので、脳の混乱や暴走が緩和されて自律神経が整ってきます。

すると、更年期が原因で起こる「感情のコントロールの乱れ」が治まり、イライラや不安感、あせりが減ってくるでしょう。

 

エクオール摂取後に自分で感じた変化

■ イライラすることが減って外出が楽しくなった

■ 怒りと同時に発症していた頭痛が無くなった

■ 家族と和やかに話ができるようになり、食事が美味しくなった

エクオール摂取後に他人が感じた変化

■ 表情が柔らくなった

■ ペットの異常行動が無くなった

■ 一緒にいて楽しく、相談事もできるようになった

精神の乱れは、自分だけでなく周りの人も不幸にしてしまうかもしれません。

 

そして、感情のコントロールが効かない状態を放置していると、ストレスがたまって「うつ」などの病気へ悪化する可能性もあります。

更年期はいつか終わりを迎えますが、その「いつか」は個人差があり、明日かもしれないし10年後かもしれないのです。

 

イライラや不安感、あせりなどの感情の乱れは、サプリを摂取することで多くの人が改善しているので、症状に悩んでいたらエクオールサプリを始めてみましょう。

 

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