フライパンで煮物ができる!?煮崩れしないメリットも
煮物は時間がかかるし、味を染み込ませるのが大変!
時短で煮物を作るならフライパンがおすすめです。
煮崩れも防げて簡単!
煮物はフライパン一つで手早くできる
和食には欠かせない煮物は、時間をかけて食材をコトコト煮ることによって、食材を柔らかくふっくらさせて味を染み込ませる調理方法です。
「おふくろの味」といわれる煮物は煮崩れなどの失敗もあり、面倒な料理でもありますよね。
それならば、フライパンで煮物を作ってみてはいかがでしょうか?
フライパン煮物の方法
フライパン煮物のメリット
■ 大きい鍋より火の通りが早い
■ 食材が踊るスペース無いので、煮崩れしにくい
フライパン煮物のデメリット
煮物に味を染み込ませる2つのコツ
2. 弱火で煮続けて食材の水分と煮汁を入れ替える
1. 食材を同じ大きさに切り揃える
煮物を作るときに食材の大きさが違うと、火の通り方に違いが出て硬い食材と柔らかい食材が入り混じってしまいます。
その結果、煮崩れを起こしたり味に濃淡が生じて「しょっぱい」「野菜が硬い」「味が薄い」といった、失敗煮物が完成してしまうのです。
食材を同じ大きさに切り分けて調理すれば、均等に熱や味が入り込み、美味しく見た目も美しい煮物ができあがりますよ。
2. 弱火で煮続けて食材の水分と煮汁を入れ替える
以前は「煮物は似た後に冷ます過程で味が浸みこむ」といわれてきましたが、これは間違いです。
人の舌は冷めたものを食べたときに塩味を感じやすいので「冷めた煮物は味が濃い」と感じて、冷ますと味が浸みこむといわれてきました。
しかし実際に実験したところ「弱火で煮続けると食材が持つ水分と煮汁が入れ替わる」といった結果が出たんです。
要するに、食材に熱を加えることによって水分が抜け、もともと水分があった場所に煮汁が染み込むということですね。
フライパンは食材に火が入りやすいので、味が浸みこむスピードが深鍋より早く、食材の「水分と煮汁が入れ替わる」時間を短縮することが出来ます。
フライパン「肉じゃが」は簡単で美味しい!
フライパン肉じゃが:材料(2人分)
■ 牛薄切り肉…………150g
■ じゃがいも…………中2個
■ ニンジン……………1/2本
■ 玉ねぎ………………1/2個
■ 糸こんにゃく………1/2袋(80g)
■ 出汁…………………200ml
■ しょう油……………大さじ2
■ みりん………………大さじ1
■ 料理酒………………大さじ1
■ 砂糖…………………大さじ2
■ サラダ油……………少々
フライパン肉じゃが:作り方
1.材料を切る
糸こんにゃく | 3㎝程度に切り揃える |
じゃがいも | 皮をむき、1口大に切る |
ニンジン | 皮をむき、じゃがいもより少し小さめに切る |
玉ねぎ | 皮をむき、縦半分に切ったら3等分のくし切りにする |
2.糸こんにゃくをザルに移したら熱湯をかけてアク抜きをする
3.フライパンにサラダ油を入れ、牛薄切り肉を炒める
4.牛肉の色が変わったら玉ねぎを入れて炒める
5.玉ねぎに油が回ったら、じゃがいもとニンジンを加えて炒める
6.じゃがいもに透明感が出てきたら、出汁・砂糖・みりん・料理酒を入れる
7.煮立ったらしょう油と糸こんにゃくを加えて煮込む
8.フタをして(フタが無ければアルミホイルをかぶせる)弱火で20分程度煮込んだら完成!
フライパンで揚げるなら「揚げ焼き」が便利!
フライや天ぷら、唐揚げなどはカロリー高めで罪悪感が……
カロリーを少なくして、後片付けを簡単に済ませたいなら「揚げ焼き」がおすすめです!
揚げ焼きはヘルシーで片付けが簡単
唐揚げや天ぷら料理に使われる調理方法では、たっぷりの油で衣をつけた食材を揚げます。
とても美味しい料理なのですが、この調理方法は「カロリーが気になる」「油の処理が大変」など、いろいろな問題がありますよね。
そこで、おすすめしたいのは「揚げ焼き」です。
揚げ焼きの方法
揚げ焼きのメリット
■ 揚げ物用の鍋を取り出す手間が無くなる
■ 油の量が少ないので、ヘルシーに仕上がる
■ 油の処理が簡単
揚げ焼きのデメリット
□ フライパンの高さが浅いと油がはねやすい
フライパン唐揚げはヘルシーで美しい!
フライパン唐揚げ:材料(2人分)
■ 鶏もも肉……………300g(約1枚分)
■ 小麦粉………………大さじ6程度
■ サラダ油……………フライパン底から1cm程度
唐揚げの漬けタレ
■ 料理酒………………大さじ1
■ 砂糖…………………小さじ1/2
■ しょう油……………大さじ1
■ おろししょうが……チューブ1cm程度
■ おろしニンニク……チューブ1cm程度
フライパン唐揚げ:作り方
1.鶏もも肉を一口大に切る
2.ボウルやビニール袋に鶏もも肉とタレを入れて揉み、1時間程度放置する
3.放置した鶏もも肉に小麦粉を混ぜる
4.フライパンの底から1cm程度サラダ油を入れて、3の鶏もも肉を並べる
5.鶏モモ肉の下の色が白っぽく変わったら、ひっくり返す
6.鶏もも肉の色が変わったら、もう一度ひっくり返して揚げ焼きにする
7.鶏もも肉の中まで火が通ったら完成!
残った油は冷ましてから処分
揚げ焼きで残る油量は一般的な揚げ物よりは少ないですが、そのまま排水管に流してしまないように注意してください。
揚げ焼きして残った油は火事を防ぐため、冷ましてから処分しましょう。
冷めた油をキッチンペーパーや新聞紙に吸わせてから、ビニール袋などに入れて捨ててください。