50代男性の更年期障害|頻尿や尿失禁などの症状の原因と対処法!

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男性の更年期に多い障害|「尿に関わる症状」原因と対処法

👉頻尿

👉尿失禁

 

更年期の男性に多い「頻尿」症状

更年期の男性と尿の悩みは、切っても切れない関係にあります。

■ オシッコの回数が多くなった / 1日に8回以上

■ 夜中に2回以上トイレに行きたくなる

■ 今、トイレに行ったのに、もう行きたい / 残尿感がある

更年期の男性にみえる「頻尿」原因

男性ホルモンの代表であるテストステロンの分泌が減少すると、「バソプレシン」というオシッコを濃縮するホルモンも減ってきます。

抗利尿ホルモンともいわれるバソプレシンはオシッコを濃くして量を調節してるので、バソプレシンが減るとオシッコの回数が増えてくるのです。

また、テストステロンは膀胱の柔軟さを維持する一酸化窒素(NO)とも関係が深いため、NOが減ると膀胱がかたくなりオシッコを多く溜められなくなります。

このバソプレシンとNOが減少するという2つの要因によって、オシッコが濃縮されず量が多くなり、膀胱が広がらないため貯めることが出来なくなるので頻尿になるのです。

頻尿は寿命に関係する

4年以内に亡くなった人の割合
夜中に1回程度睡眠を中断する人 夜中に3回以上睡眠を中断する人
約16% 約33%

50歳以上の日本人男性は「夜中に1回以上トイレに起きる人は約半分以上」という統計結果が出ています。
さらに70歳以上になると、ほとんどの人が「夜中に1回以上トイレに起きる」と回答しています。

中には、「眠ってから3回以上トイレに行く」という人もいるんです。
夜中に1回でも眠りを中断するのはツライものですよね。

この調査では追跡調査を行っていて、「4年以内に亡くなる人の数」を調べています。
70歳以上で「夜中に1回程度トイレに起きる」グループでは、4年以内に亡くなった人の数は6人に1人
「眠ってから3回以上トイレに行く」と答えた人たちのグループでは、3人に一人亡くなっていました

頻尿になると睡眠を中断することに繋がります。

睡眠が正しく取れていないと、更年期障害だけでなくさまざまな病気のリスクを抱えることになるので、頻尿にキチンと向き合うことが大切なのです。

更年期男性の「頻尿」への対処法

□ テストステロンと同じ働きをするサプリを摂取する

□ 睡眠前はコーヒーやお茶など利尿作用がある飲み物を摂らない

□ 膀胱の訓練を行う

頻尿対策におすすめ「マカ」

更年期の男性が解消したい頻尿の原因は、男性ホルモンの減少が大元の要因なので、テストステロンと同じ働きをする栄養素を摂取してあげることがいいでしょう。

マカは、ホルモンバランスを整えながら自律神経を調整する作用が期待されているので、更年期の男性にとって大切なサプリなのです。

膀胱訓練は家で行おう

膀胱訓練とは、尿意を感じてもすぐにトイレには行かずに我慢する訓練です。

頻尿に悩む人は尿漏れなどを気にするため、尿意に過敏になっています。
そのため、少ししか尿が溜まっていないのにトイレへ行く癖がついている人が多いんです。

少しの尿意ですぐトイレに行ってしまうと、膀胱が小さくなったり排尿を我慢する力が弱り、ますます尿トラブルを深刻なものにしてしまいます。

膀胱に尿を貯める訓練をして頻尿の症状を改善させましょう。

膀胱訓練の方法

 1. トイレへ行くのを2~3分くらい我慢する

 2. 最初は、1日のうち3回ほど1週間ほど続ける

 3. 2週目はトイレへ行くのを5~10分くらい我慢する

 4. 慣れてきたら1時間ほど我慢できるように訓練を続ける

この訓練で大切なことは、家で行うことです。

失敗すると、下着やズボンを汚してしまう可能性があるので、いつでも着替えられる場所で行ってください。

 

更年期の男性に多い「尿失禁」症状

頻尿より深刻な排尿障害に「尿失禁」があります。

腹圧性尿失禁
  ■重いものを持ち上げたとき・クシャミをしたときに尿が漏れる
切迫性尿失禁
  ■急に尿意が襲ってきて漏らしてしまうことがある

更年期の男性にみえる「尿失禁」原因

腹圧性尿失禁

腹圧性尿失禁とは、尿道を締める筋肉の働きや尿道の抵抗が弱くなっているため、重いものを持ち上げたときやクシャミをしたときに尿が漏れる症状です。

腹圧が加わったタイミングで膀胱内の圧が尿道の圧より高くなるために、尿意を感じる前に尿が漏れてしまいます

切迫性尿失禁

切迫性尿失禁とは「過活動膀胱」ともいわれ、膀胱に尿がたまるタイミングで膀胱が勝手に収縮するため、急にがまんできないような尿意を感じます。

切迫性尿失禁が怖いのはトイレまで間に合わずに尿が漏れることですが、この症状は前立腺肥大症の可能性もあるので、頻繁に起こるようなら専門医に相談してください。

更年期男性の「尿失禁」への対処法

□ 尿漏れパットやシートを利用する

□ ストレスをこまめに解消して考えすぎない

□ 骨盤底筋を鍛えて尿道を締める力を取り戻す

骨盤底筋トレーニング

骨盤底筋トレーニングとは、骨盤底筋を鍛えて尿道を締める力を取り戻すトレーニングです。

仰向けや床に座ったまま、椅子に座って、立った状態でなど、いろいろな方法がありますが、基本は「肛門や尿道を締め、陰部全体をじわじわっと引き上げるイメージ」を持つことがポイントです。

ここでは、トイレで座った状態をイメージさせる「椅子に座った状態」で行う、骨盤底筋トレーニングを紹介します。

骨盤底筋トレーニング方法

 1. 両足を肩幅に広げ、足裏全体を床に付けた状態で椅子に座る

 2. 肛門まわりの筋肉を12~14秒ほど締めるように力を入れる

 3. 体の力を抜き、全身をリラックスさせる

 4. 2.3の動きを10回繰り返す

このトレーニングは骨盤底筋を鍛えることが目的なので、お腹や足、腰などに力が入らないように注意してください。

 

頻尿や尿失禁は心の病気も併発させる

頻尿や尿失禁で悩んでいる人は、EDや性欲低下などの「男性特有の更年期障害」を併発している人が多く、うつなどの心の病気も伴っているかもしれません。

逆を言えば、EDなどで悩んでいる人は同時にオシッコの悩みを抱えていると考えていいでしょう。

泌尿器科の医師によると「EDやうつ、尿の問題の一つを解消すれば、後の2つの悩みは自然に解消するケースがよくある」といいます。

とにかく、尿漏れパットなどで防御しながら、悩み過ぎないことが重要なのです。

 

男性の更年期に多い「尿に関わる症状」の改善法は

サプリメント・漢方で男性の更年期をケア

50代の更年期の障害である「尿に関わる症状」には、「マカ」サプリメントが有効です。

 

尿に関わる障害は、年齢を重ねたことによるテストステロンの減少が大きく関わっています。

ホルモンバランスを整えながら自律神経を正常に戻すことが必要なので、マカを摂取して更年期障害による尿に関わる症状を和らげましょう。

ストレス解消で男性の更年期をケア

ストレスはテストステロンを減少させることで知られています。

 

尿に関わる症状は男性にとって大きなストレスになりやすく、他人に吐き出しにくいものです。

その結果、ストレスがたまってテストステロンを早く消耗させ、排尿問題を加速させることもあります。

早めに自分に合ったストレス解消法を見つけてください。